しょんまおの上海生活

ロックダウン前の不穏な動き

22年2月頃から広東省でコロナ感染者が激増し、深センで1週間のロックダウンがあったが、上海はまだ他人事だった。

しかし3月頭には数人だった陽性者が、3月中旬には100人を超え、スタッフの中にも小区※が封鎖されたため出勤できなくなる人も出てきた。

中国はゼロコロナを採用しているため、3月当時は陽性者が出ると、陽性者と同じ小区に住んでいる人全員が2日間の自宅隔離(PCR検査以外、基本家から出られない)で、陽性者と同じ建物に住んでいる人は7日間の自宅隔離となる。

この自宅隔離後は、前者12日間、後者7日間の社区健康観察(公共交通機関利用不可、会食や人が多く集まる場所へ行くこと等の禁止)となるため、自分が住んでいるところで陽性者が発生すると2週間は不自由な生活となる。

私も例に漏れず、3月中旬に住んでいる小区の別の建物で陽性者が出たため2日間自宅隔離となり、まもなく隔離が開けそうな時に、同じ棟に住む人が濃厚接触者となったため、再度48時間の自宅隔離が始まった(泣)。

同じ小区に4千人弱の人が住んでいるんだから、この状況で隔離にならないほうがおかしい。

常に会社のパソコンを持ち帰っているため仕事は在宅で行い、食事もデリバリーが発達している上海では不自由はなかったのだが、徐々にデリバリーが配達できる範囲も狭くなり好きなものが注文できなくなった。

なお自宅隔離中でもデリバリーを建物の1階まで取りに行くのは許可されている。

※小区…マンション群、団地群。上海市の行政単位は、市→区→街道。小区は街道の下にある

 

自宅がある建物から出ることができないため、PCRは1階で行われた