しょんまおの上海生活

雅安パンダ基地 道中編

雅安パンダ基地は、成都のパンダ基地と比べると圧倒的に情報が少ない。
数少ない情報から、
雅安パンダ基地はだだっ広い碧峰峡という景勝地の中にあり、成都から行くには長距離バスおよび電車がある。
碧峰峡のオープン時間は8時半で、パンダ基地は9時開始。
入場料は100元、事前予約は不要(外国人は予約できない)
碧峰峡入り口からパンダ基地に行くには園内を走る無料バスに乗る(バスの始発は8時40分頃)。
シャンシャンはパンダ基地の一番奥にある海帰エリア(外国から戻ってきたパンダエリア)にいるため、パンダ基地内の有料20元カートに乗って、海帰区で降りればシャンシャンは目の前。
シャンシャンが朝ごはんを食べにくるのは通常9時半頃。
シャンシャンが見れるベストポイントは、ガラス一枚分のみ、ということがわかった。

パンダは暑さが苦手なので、気温が上がる前の朝一に基地に着きたい。
そこで始発の電車で成都南駅(6時半発)から雅安に向かうことにした。
乗車券(電子チケット)は12306という鉄道公式アプリから予約し、上海の感覚で出発の30分前に成都南駅につ着いたら、なんと駅が開いてなかった。

夜明け前の成都南駅

駅の外で待つ人々

 

上海では駅に入る前に身分証チェックがあるけど、それもなし。
(中国の電車は実名制のため、身分証を持っていないと乗れない)
そもそも高鉄じゃないのでチェックがゆるいのだろう。

外国人は自動改札ではなく一番右の係員がいるレーンを通る

見た目は高速鉄道

雅安駅には7:48に到着。成都を出発した時は雨は降っていなかったが、雅安は本格的に雨が降っていた。

雅安駅はパンダ推し


駅の標識に従いタクシー乗り場へ。
タクシーの運転手に碧峰峡と行き先を告げると、碧峰峡だったらメーター使わず80元だよ、と。いやいやタクシーアプリでみると60元未満だから、メーター使ってと言うと、駐車場代が20元かかるからと反論され…
駐車場代って何?、って思ったけど、その時間はバスも走っていないし、朝一で基地に着くにはタクシーしかないので、80元払うことにした。
実際、碧峰峡エリアの入り口で駐車場代20元が徴収されるようだった。

運ちゃんは、私の下手な中国語でも「上海から来た」という言葉で、私を上海人だと思っている。
(地方に行くと普通語も訛っている人が多く、私の発音が若干おかしくても気にならないらしい)
運ちゃんから、娘が上海の大学に進学していること、タクシーアプリに搾取されている等々を聞いているうちに、くねくねとした山道に入っていたが、運ちゃんはスピード落とす気配なし。
追い越し禁止だと思われる道でも、果敢にスピードの遅い前のトラックを抜かそうとし、対向車が来て諦めるという繰り返し…笑
カーブに差し掛かるたびに遠心力でもって行かれる体を座席上の取っ手で支えながら、「昔はよく取手につかまっていたなー」と思い出した。
(最近の上海では乱暴な運転手に当たることは稀)