しょんまおの上海生活

店内飲食

ロックダウンが終わっても店内飲食は認められておらず、完全に解禁になったのは6月29日から。

しかしその間もデリバリーなどがあるため、友達と集まって食べるのには不便だが、好きなものが食べられる状態ではあった。

6月初旬頃は、テラス席併設の店は「テイクアウト用のものを、勝手に客が外の席で食べているんです」という体で、飲食ができた。私がテラス席で食事をした時は、料理はテイクアウト用の紙皿で提供され、個々の取皿はテイクアウト用の蓋。ボトルキープをしている友人の酒は、1杯作り終わると早々に店内に引き上げられる仕組み(笑)

しかし初旬はこのような運営ができていたが、非正規で営業していたカラオケ屋でクラスターが発生すると、このグレーな飲食も取締りが厳しくなり、テラス席飲食もできなくなった。

当然、闇営業をしているレストランはあり、常連さんの予約であれば店内飲食が出来るところや、外から店内が全く見えないようにガラスにフィルムが貼ってある店、入り口から全く見えないように荷物を置いている店など様々。

私も飛び込みで店内飲食ができる店に行ったら、食事している途中で、そのショッピングモールのガードマンがやってきて店長に何か伝えると、店長は店の中の電気のほとんどを消し、携帯式の照明をもって厨房に向かう。

別の店員は店の外に出て、店の外側から鍵を掛けた。その後、店の外から電話で店の光の漏れ具合を伝え、店長がその指示に従って照明を調整する。15分後ぐらいして、店の外にいた店員が戻って、通常の営業に戻った。

なお、飲食店が営業できない期間の収入補償などは一切ない(国有企業の建物を借りている場合は、家賃6ヶ月免除はされる)。営業できないと生きていけない状況。

ロックダウンでお気に入りだった日本料理屋が何軒も潰れた。資金力がないところはやっていけない。