しょんまおの上海生活

友人の状況

私が住んでいるところはお金さえ出せば食料は確保できるし、日本人が2割ほど住んでいるため日系の食品も購入でき、かなり恵まれた環境だったと思う。

(小区には日本語グルチャもあり参加者300人以上)

しかし、ある友達が住んでいる所は、商業地区として登録されているため、配給一切なし。その代わり出入りは自由だったのだが、外に出ても店が開いていないため食料が確保できず、値段は高いが個人で購入できる西洋系スーパーを利用したり、小区内を移動できる友人に頼んで食料を送ってもらったりしてやり過ごしたが、ある日、道端に落ちている生姜を見つけたので、拾って食べたとのこと。

また別の友人は、上海出張中にロックダウンになってしまい、ホテルから最初の配給が来たのは3週間後(同じホテルの別の人にはもう少し前に配給が届いていたらしい)。友達は日本から若干の食料を持ってきていたけど全く足りず、とうもろこしの芯を刻んで食べたらしい。

日本でも報道されていたが、ロックダウン中に上海で日本人二人が亡くなり、噂では、栄養失調と自殺とも聞く。

これらは戦時中ではなく、2022年の出来事…。