しょんまおの上海生活

連絡手段wechat

ロックダウン前から住んでいるマンションでは、棟ごとにwechat(LINEのようなもの)でグループチャット(以下グルチャ)が作られていた。ここでは、自分の名前を部屋番号に変え、居住委員会に名前と何人住んでいるかをグルチャで報告。プライバシーを気にする日本では考えられないことだが、中国人は素直に従う。

PCR検査時や団体購入の際に、何度も自分の部屋番号を伝えることになるため、アイコンを棟-部屋番号に変更する人も多かった。

私の棟のグルチャは300人以上が参加しており、このグルチャで、PCR検査や、配給、団体購入のお知らせなどの様々な情報交換が行われる。

部屋すら出られない状況では、情報源はグルチャになるため、仕事をしながらも常にスマホを眺める日々が続く。

基本は中国語(翻訳機能あり)でのやり取りになるが、グルチャの流れについていけないと死活問題。

同じ棟の日本人が自力での食料確保ができなかったため、日本語で「食料がありません、助けてください」とグルチャに書き込みをしていた。

すぐに日本語がわかる中国人が中国語に訳してグルチャに流すと、多くの中国人が自分のところの食料が十分でないにも関わらず、食料の寄贈を申し出る。まさに遠くの親戚より近くの他人。