しょんまおの上海生活

22年10月 濃厚接触者となる2

虹橋空港近くの宜尚ホテルだった。
部屋は、自己主張の激しいベッドカバー(笑)

足元に、かわいい


入国時の有料のホテルと違って狭いし、冷蔵庫もない。
濃厚接触者としての隔離ホテルは3食付きで全額無料だからこんなものかな。

食事も美味しくない。基本、同じ材料を使いまわしなので、どの料理も同じ味。
デリバリーは禁止。常温のヨーグルトはOKなので頼もうとしたら、ネットスーパーの配送地区外…。

窓はあるけど建物の内側にある窓なので窓を開けると1メートル先の別の人の窓がみえる。
天気もわからないし、部屋で煙草を吸う不届きものがいるらしく、窓を開けるとタバコ臭い。

日差しがないので、部屋の中がかなり寒い。入国時の隔離ホテルはエアコンが使えたので、外の気温が何度になろうと快適に過ごせたけど、このホテルはエアコンは使用できない。
あまりにも寒かったのでフロントに連絡すると「では、布団をもう一枚持っていきます」と。
電気ストーブのようなものがほしかったのだが、布団で我慢。ついでにバスタオルももらってひざ掛けにした。

 

毎日2回の検温と、PCR検査。
このPCR検査は、粘膜を採取するときに、喉に触れるか触れないかというソフトなもので、いままでやった検査のなかで一番やさしいものだった。
陽性者がでるとホテル側も面倒なので、意図的にこの方法にしているのか(笑)
それでも最終日のPCR検査は、喉の検査以外に、部屋の絨毯およびスマホの表面も検査していった。

 

隔離期間は7日間と聞いていたが、7日目になっても連絡一切なし。
隔離については長寧区疾病コントロールセンター管轄になるから、ホテルスタッフに聞いてもわからないだろうなーと思ったが、PCR検査に来た人に聞いてみると明日解放されると思う、夜には電話がかかってくるよ、と。
が、次の日になっても全く連絡がないので、ホテルに確認すると、今は規定が変わって7+3(7日間施設隔離、3日間自宅隔離)の3日間もホテルで隔離することになりました、と。
上海市の規定は変わっていないのだが、陽性者が増えていることもあって勝手に長寧区が隔離を厳しくしたものだと思う。
知り合いにも私の後に濃厚接触者になった人がいたけど、隔離ホテルが足りないということで、10日間自宅隔離だった。
逆に日本人でホテルではなくプレハブの隔離施設に移送され、すのこで寝た人もいるので、まだホテルで隔離されるだけましなのかもしれない。

 

10日目に無事ホテルから、今日の24時に解放されます。自分で帰ってもらいますが、24時が不便なら明日の9時でもいいですよ。どちらにしますか?と連絡があった。
もちろん24時を選択。24時と同時に部屋を出たがすでにエレベーターホールには大勢の人が待っていた。エレベーターは2基あるけど、解放される人用は1基のみ、階段も使用不可のため、私がいた3階の人が上にのぼるエレベーターも占拠するので、5階の人は乗れない仕組み(笑)

エレベータを待っている人を見ると、荷物がバックパック1個という人もかなりいて、どのように10日間過ごしていたのか謎。
私なんて7日間は洗濯しなくてもいいよう荷物を大量に詰め込んできたというのに(隔離期間延びたから洗濯したけど)。
ちなみに隔離期間が10日間だったということは、期間中に誰も陽性者にならなかったことを意味する。時間とお金、人の無駄遣い・・・。

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